納期のフォローアップについて


■今回は、納期のフォローアップについてです。

■お客様と生産管理の担当者との会話です。

お客様:「あの注文の納期変えて欲しいんだけど。」
お客様:「あの注文の製品、今どうなっている?」

担当者:「えー 少々お待ちください。今、調べますので」

これって、結構大変ですよね。
どの注文がどこにあるのか。汎用製品(ひとつの製品に対して多くのお客様がある場合)だと、特に大変だと思います。
担当の人が走り回ったり残業が増えたりします。

出荷できればよいですが、出荷できない場合お客様の工程(ライン)がとまってしまいます。

現在、お客様からの要求が厳しくなりその納期のフォローアップが大変になっています。
お客様も在庫を持たなくなり、1日に何回も納入指示があります。

■どのようにしたらよいでしょうか?

以下は、お客様の質問や納期督促に対してフォローアップしていくかの一例を示しています。
 
お客様からはいろんな要求が来ます。
例えば

  1. 要求納期より前に出荷する依頼
  2. 現在、お客様の注文がどのようになっているかの確認
  3. 新しい注文を入れたらいつごろ出荷出来るかの確認
  4. 納期遅れが発生しそうな注文
  5. 一度付けた約束納期を要求納期に近づけて欲しい依頼

など、などです。

生産管理の生産計画や、調達計画は、製品や部品・原材料などに対してですがお客様からの質問や要求は一般的にどの製品のどの注文に対しての質問や要求が来ます。

生産管理システムとしては、そこの部分、注文別の状況がが把握できなければお客様の要求を満足することは難しいと思います。

以下はそれぞれの要求に対する納期のフォローのやり方の一例です。


要求項目 対策例
(1)要求納期より前に出荷する依頼 その注文がどこの在庫に引き当てされているか、いつ頃出荷できるかが把握できれば回答出来ます。
もし製造工程にあればそのロットを製造部に頼んで引っ張ることも出来ます。
これには、注文と在庫がソフトペギング(引き当て)されたレポートが必要になります。
(2)現在、お客様の注文がどのようになっているかの確認 これも、その注文がどこの在庫に引き当てされているかのレポートで把握できます。
(3)新しい注文を入れたらいつごろ出荷出来るかの確認 実際は、納期を設定するサブシステムを導入しないと難しいですが、例えばその製品のデマンドとサプライのペギング(引き当て)された状況を見て回答することは可能です。
例えば、その製品に余剰在庫があればその製品の出荷する予定日で回答できます。
もし、ほかの注文に在庫が引き当てられていればその注文の納期をみて差し替えられればお客様の要求を満足できるかもしれません。
でもこれは、人間が判断して決定しなければいけませんので熟練が必要です。
(4)納期遅れが発生しそうな注文 定期的にその注文の納期と引き当てられた在庫や計画をみて判断します。
出荷の予定日があれば、納期との比較により判断することも出来ます。
(5)一回付けた約束納期を要求納期に近づけて欲しい依頼 これも(3)と同じです。


納期のフォローアップには、それをサポートするレポートや情報が必要になります。
そのデータをいかに生産管理システムでサポートできるかが重要になります。






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