データベースのオープン化
■データベースソフトが安くなる?(オープンソースへの対抗)
今回は、有償のデータベースソフトを売っているメーカーが、無償のデータベースも供給するように
なっているというお話をします。(2006年)
機能や操作性に優れたデータベースが無料で使えるようになります。
ユーザーにとっては、良いことですね。
■現在、市販の有償のデータベースのメーカとしては、アメリカのオラクル社(現在のバージョンは
「オラクル10g」)と、マイクロソフト社(現在のバージョンは「SQLサーバー2005」)がよく使われています。
UNIXも入れた全体では、オラクル社、Windowsでは、マイクロソフト社が多いようです。
■でも、市販の有償のデータベースは、機能や操作性は優れていますが高いですね。
システムを開発する場合、ユーザーが多くなるとライセンスの価格がシステム価格の大きな割合に
なります。
例えば、
マイクロソフト社のSQLサーバー2000
(現在のSQLサーバー2005よりひとつ前のバージョン)では、5ライセンス(5人のユーザー)で20万円
近くになります。
WINDOWS2003上で動かそうとすると、5ライセンスが10万円前後ですので、追加でコストが必要に
なります。人数が多くなると非常に高価になります。
そのため、多くのユーザーを必要とするシステムでは、無償のデータベースを活用していく流れが
大きくなっています。
■無償版のデータベースとしては、「PostgreSQL」(ポストグレ)「MySQL」(マイエスキューエル)などが
あります。
最近は、機能面でかなり市販のデータベースに近くなり使い勝手も向上しています。
これらの無償版は、オープンソースソフトと呼ばれています。
オラクル社やマイクロソフト社は、オープンソースソフトが台頭してきたので、無視できなくなって
きたのですね。
そのため、オラクル社やマイクロソフト社などの有償のメーカーが、無償のデータベースをサポートする
ようになってきました。
■これらのデータベースメーカーとしては、小規模システム、テスト用途では、データベースを無償で
提供するようです。
開発する側やお客様には、無料ですので、よい方向ですね。
メーカーとしては、将来的に、自社のデータベースの採用を増やして欲しいという目的があります。
データベース量が多くなるときは、そのメーカーの有償のデータベースを使用する確率が大きくなります。
プログラムの資産は、そのまま使用したいからです。
■メーカーの無償のデータベースの例をあげます。(マイクロソフトの例)
マイクロソフト社は、現在も、MSDE(マイクロソフト デスクトップ エンジン)というSQLサーバーの
小規模版を無償でサポートしています。
しかし、同時アクセス数を、5に絞っていますし、管理ツールが無いので不便でした。
今回の、SQLサーバー2005エクスプレスエディションでは、同時アクセス数には、制限がないと
言うことですし、管理ツールもサポートされるようです。
データ量などの制限はありますが、4G(ギガバイト)ですのでかなりのデータが使用できます。
データが増えたら、有償の、SQLサーバー2000や2005を買ってね、
って言うことです。
もし、データ量があまり多く無い場合は検討する価値はありそうです。
また、プロトタイプ(試作品)でシステムを安く作りたい場合。
その後、ブラッシュアップ(改善して)本番の業務のときは、有償版を導入する。
などのやり方があります。
でも、使い方は覚えないといけないので結構使うのは大変ですが。
もうひとつの理由は、マイクロソフト社のアクセスのユーザーを取り込もうと考えているようです。
アクセスというのは、マイクロソフト社のデータベースソフトです。
データベースからプログラム(クエリー、フォーム)、レポートなど、1つのソフトで簡単なデータベースと
プログラムが出来るソフトウェアです。
小規模のデータや1台のパソコンで使用するには、非常に便利なソフトです。
多くの企業で使用されています。
それらのユーザーが、データが増えたのでどうしようかなと思ったときに、自社の有償のソフトを
選んでもらいたいと考えているようです。
アクセスのプログラムの資産をかなり使用できますからね。
