アメリカ人とシステム


■ 「アメリカ人とシステム」

これは、私が以前、外資系の工場で働いていたときの経験で感じたことです。

■皆さんは、何故、アメリカでシステムがこんなに発達したと思いますか?

マイクロソフトがあるから?
グーグルがあるから?

いえいえ、そうではないのです。

■1つは、アメリカ人は人を信じていないからです。

例えば、上司が「製品Aの在庫は幾つあるか?」と部下に確認しますね。
部下は、「製品Aの在庫は100個あります」と答えます。

でも、上司はそのままでは信用しません。
必ず、パソコン端末で製品Aの在庫を実際に確認します。
システムを信じています。

私の前の外資系の会社の社長、事業部長は、毎日売上げを画面で確認していました。
そのために、組織別に毎日売上げが画面で見えるシステムを構築していました。
組織別に売上げ、利益状況が全部見えるようになっています。
(オーガニゼーションコードと売上げが結びついています)

もし売上げが悪いと、自分の首が危ないという面もありますが。

■2つめは、アメリカの製造業がアジアやメキシコ、南アメリカなどコストの安い所へ移動したことです。

本社は、アメリカにあります。
製造の状況や出荷知りたいですね。
品質の問題が発生しているか知りたいですね。

日本人は、うそは言わないのですが他の国の人は考え方が全然違います。
机の上にノートブックパソコンがあったら鍵をつけていないと帰る時はなくなります。社内でもです。
最近は少なくなっているようですが、会社の道具や部品などを持って帰る人もいます。

こんなこともありました。
日本のある工場での在庫や出荷数量をエクセルでアメリカへ送っていたのですがデータが信用
できない、製造管理のシステムを導入しなさいと言われ結局導入しました。
システムの方が信用できるようです。

■3つめは、自分の職が安定していないことです。
これが、皆、真剣に働く理由かも知れません。

昔、ERPや生産管理システムを導入するときにプロジェクトをたちあげました。
当然、各部門から優秀な人が選ばれてプロジェクトに参加します。
プロジェクトが進行しているときは花形ですね。
でも、プロジェクトが終わると、アメリカでは元の部署に戻るのは難しいのです。

だから、1つの仕事が終わったら必ず次の仕事を考えるのです。
例えば、今ここが問題だから次はこういうシステムを導入すべきだ。
コストはいくらだ。などをプレゼンテーションするのです。
そして次の仕事を確保するのです。

結構厳しいですね。
私も、外資系でしたが日本法人なので元の部署に戻れました。
アメリカでは辞めた人もいました。

もちろん、プロジェクトを行った経験を生かして上のステップの会社へ移った人もいました。

日本でも、最近、システムやパソコンを使える人が増えて来ましたがもっと増える必要がありますね。
特に、会社のトップの人は頑張ってください。






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