生産管理で重要なデータ


■生産管理で重要なデータには何があるのでしょうか?

■生産管理で重要な主なデータは
  1. デマンドとサプライデータ (受注・需要データと在庫のデータ)
  2. 歩留まりと製造のリードタイム
  3. 部品・原材料データ (部品表) 

です。

それぞれ内容を説明します。


(1)デマンドとサプライデータ (受注・需要データと在庫のデータ)
 
これは、注文や需要などのデマンドのデータと製品・部品・原材料などの在庫(サプライ)のデータです。
これが正しくないと正しい生産計画や調達計画を作成することはできません。

生産管理システムでは、よく英語ではガーベージイン・ガーベージアウトと言われています。
ガーベージとはゴミのことです。
ゴミ(デマンド・サプライ)を入れたら出てくるものはゴミ(生産計画・調達計画)になるということです。

まず、「デマンド(注文・需要)」と「サプライ(在庫)」を正しく把握することが最初で一番大切なことです。
最近では、システムを導入して、かなりデータの精度が向上していますが、まだ不十分な企業が多く
見られます。
ここがしっかりしていないと「生産管理システム」を導入しても成功しません。
 

(2)歩留まりと製造のリードタイム
 
次に、生産管理をおこなうために設定するデータです。
生産計画は一般的にどのようにして作成しますか?

  生産計画しないといけない数量は = デマンドから在庫を引く

ことです。

簡単ですね。

でも、その時考えないといけないことがありますね。

  1. ひとつは、
    いつ生産計画をスタートするか(時間)? 

  2. もうひとつは、
    いくつ生産計画をスタートするかです(数量) 

です。

一般の工場では、製品はいろいろな問題で「歩留まり」の分だけ多くスタートしなければいけません。

またお客様の納期に合わせて製品の「製造のリードタイム」を早めにスタートしなければいけません。

この、「歩留まり」、「製造のリードタイム」を適時に正しくメンテナンスするのが次に重要になります。
これにより、製品の「余剰在庫」が発生したりお客様への「納期遅れ」が発生したりします。
 

(3)部品・原材料データ(部品表)
 
3番目は、調達計画の部品・原材料の部品マスターの情報です。
一般的に「部品表」と呼ばれています。

1つの製品に対して1つの部品を使用する場合は、簡単ですが、成型の樹脂や塗料などの薬品関係は、設定が難しくなります。

この設定のやり方によって製品と同じように原材料の余剰在庫や原材料不足が発生します。

 
(4)対策を打つこと
 
最後に、これはデータではありませんが、重要なことです。

システムから必要なデータが正しく抽出できるのは必要です。
でもその情報を使用して対策に生かさなければ何もなりません。

例えば
生産能力不足で来月はお客様の納期をミスってしまうという情報が得られたとき、
それに対して、生産能力を上げる対策や、能力不足を外注するとかの対策を行わなければいけません。

この事が、最後に重要になります。

以前は、よくERPの成功率が、20%だと言われていました。
最近は、60%以上になったそうです。

「システムを入れたら全部解決してくれる」 そんなシステムはありません。
システムはツールです。
それを生かして対策に使用することが重要です。
もちろん対策に役に立つ情報(帳票・レポート)があるのが前提ですが。






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