生産管理システムの目的


「生産管理システム」は「生産計画」を作成するだけではありません。

次のようないろいろな目的があります。

  1. 在庫の低減
    部品・原材料在庫、中間品在庫、仕掛品在庫、完成品在庫などの低減

  2. 納期遅れの防止

  3. 生産能力の有効活用

  4. 生産計画のリードタイム(サイクルタイム)の低減

  5. 余剰在庫の低減

  6. 管理費用の低減
    手作業の軽減します。
    受注と在庫を取り込むことにより自動的に生産計画、原材料・部品の調達計画を作成します。

  7. 精度の向上
    計算ミスなどの低減
   
などです。

そして、「生産管理システム」には、もう一つの大きい目的があります。

それは、「経営戦略」を満足させることです。

例をあげて説明します。

例えば、
以前の企業の経営戦略では、「市場がある場所に工場を作って生産・出荷する」という戦略だったとします。

このときは、生産工場の生産管理の担当者は、同じ地域の市場の情報で工場の「生産計画」を作ります。
市場の情報も生産管理の担当者へ頻繁に入ってきます。
「生産能力」も自分の工場だけですから融通がききます。
「生産計画」の作成もあまり難しくはありません。

でも、今回、社長が「価格の安い工場で作って価格の高い市場で売る」という戦略を立てたとします。
会社にとっても、利益があがります。

例えば、
「タイ工場」と「中国工場」などの安い工場で生産して価格の高い「日本の市場」へ出荷する場合です。

これは、大変です。
「生産管理システム」は、日本の「受注(注文)情報」を取り入れて、「タイ工場」や「中国工場」の「生産計画」を作成する機能をもつ必要があります。
ある製品の「生産能力」が「タイ工場」で不足するときは、「中国工場」で「生産計画」を作成する機能も必要になります。

このように、会社の戦略を満足させるためには、「生産管理システム」に、必要な機能を入れる必要があります。

だから、「生産管理システム」は、「頭脳」なのです。
「生産管理システム」をうまく使いこなすことにより、「企業間の競争」に勝ち、「売上」や「利益」をあげることができます。






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[実務に役立つ生産管理(生産管理システム)]
09:360710