生産管理システムの特徴


「生産管理システム」は、「販売管理システム」や「在庫管理システム」とは異なっています。

「生産管理システム」には、次のような特徴があります。

  1. 全部の情報を把握することができます。

    「販売管理システム」は、「受注の情報」や「出荷の情報」「完成品在庫」しかわかりません。
    「工程管理システム」では、「製造の仕掛品在庫」しかわかりません。

    しかし、「生産管理システム」には、顧客の「受注」、「需要」、「内示情報」を取り込みます。
    「完成品在庫」、「仕掛品在庫」、「部品・原材料在庫」も取り込みます。
    全部の情報が「生産管理システム」に入っています。
    「生産能力」も入力します。
    「製品の生産計画」や「部品・原材料の調達計画」の作成だけではなく、次のようなことも把握することができます。

    • 納期の満足度(納期達成率の予測)
    • 今後の売上計画、利益計画 
    • 在庫状況
    • 生産能力の過不足

    などです。
    非常に重要なシステムです。

  2. 情報のみを取り扱います。

    「販売管理」や「在庫管理」、「購買管理」システムは、「物」と「情報」が同時に動くシステムです。
    しかし、「生産管理システム」は情報のみのシステムです。

  3. 今後(将来のわかる)のシステムです。

    「販売管理」や「在庫管理」、「購買管理」システムは、実際に行ったことを入力します。
    結果(過去)のシステムです。
    しかし、「生産管理システム」は、これからの将来(未来)のことを計画するシステムです。
    うまく使いこなすことで、「在庫」を最小にして「売上」や「利益」を上げることができます。

  4. 一部の人が使用します。

    「販売管理」や「在庫管理」、「購買管理」システムは、「物」と「情報」が同時に動くシステムです。
    製造で作業したときは、作業者は、必ず情報を入力する必要があります。
    多くの人が、システムを使っています。
    でも、「生産管理システム」は、一部の人(主に生産管理部の人)が使っています。
    使いこなすには、経験と知識が必要です。

  5. バッチ処理です。

    「販売管理システム」や、「在庫管理システム」、「工程管理システム」は、作業者が常時システムを使っているため、「リアルタイム」のシステムです。

    しかし、「生産管理システム」は、一般的には、「販売管理システム」から、「受注・需要データ」、「在庫管理システム」や「工程管理システム」から「在庫データ」を取り込んで「生産計画」や「調達計画」を作成します。
    一般的には、バッチ処理です。







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