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生産方式の種類と比較


■生産方式の種類と比較について説明します。

「生産管理」をおこなうときに、必ず理解しないといけないことがあります。

あなたの会社で生産している製品の「生産方式」がどの分類に入るかということです。

そして、生産方式を理解することにより、より効率的に生産することが出来ます。

今回は、どのような「生産方式」があるのかを説明したいと思います。


■1.生産方式の種類

まず、生産方式としては大きく分けて次の3つがあります。

  1. ライン生産方式
  2. ロット生産方式
  3. 個別生産方式

です。

それぞれ説明します。
  1. ライン生産方式

    連続的に生産する製品の生産方式です。
    鉄鋼や薬品などです。

  2. ロット生産方式

    同じ製品をロットでまとめて生産する方式です。
    製品の種類はたくさんあります。
    半導体や、部品などです。

  3. 個別生産方式

    お客様の注文に応じた個別の生産方式です。
    船の建造や、製造装置などです。



■2.生産方式の比較

「ライン生産方式」「ロット生産方式」「個別生産方式」は、いろいろな条件によって特徴があります。
一般的な特徴です。

まず、需要の条件別の特徴について説明します。

  1. 製品仕様

    項目 特徴
    ライン生産方式 生産者仕様です。
    顧客仕様でも、同一製品の需要や注文が、ある期間にわたって連続してあり、専用工程を経済的に設置することができる場合です。
    ロット生産方式 生産者仕様も顧客仕様もあります。
    顧客仕様でも、同一製品の需要や注文が、ある期間にわたって連続してありますが、単一製品の専用工程の設置は経済的ではない場合です。
    個別生産方式 すべての製品は顧客仕様です。

  2. 製品の品種数

    項目 特徴
    ライン生産方式 単一または、少ない複数品種です。
    ロット生産方式 多くの複数品種があります。
    個別生産方式 顧客の数、または注文の数だけあります。

  3. 要求量(受注)の予測

    項目 特徴
    ライン生産方式 ある期間の製品別の要求量や受注量の予測が可能である場合です。
    製品ごとに生産する量が大体決まっています。
    ロット生産方式 ある期間の製品別の要求量や受注量は予測が可能である場合です。
    個別生産方式 製品ごとの要求量や受注量は予測できません。

  4. 納期

    項目 特徴
    ライン生産方式 注文や納入指示によって必要量を即時出荷納入することが要求されています。
    ロット生産方式 注文や納入指示によって必要量を即時出荷納入することが要求されています。
    お客様からの納期に応じて納入する必要があります。
    個別生産方式 個々の注文にはリードタイムを認めた納期があります。
    納期は、生産者が決める場合が多いです。

次に、工程の条件別の特徴について説明します。

  1. 生産工程

    項目 特徴
    ライン生産方式 製品ごとのラインあるいは複数の製品の混合ラインになります。
    ロット生産方式 あらかじめ計画した製品を加工手順と日程計画に従って、それぞれの工程でロットにまとめて生産します。
    個別生産方式 設定した工程で、注文ごとの手順計画と日程計画に従って生産します。

  2. 工程の能力バランス

    項目 特徴
    ライン生産方式 能力バランスをもった工程編成をおこないます。
    工程の生産速度を一定にして工程のバランスを保つ必要があります。
    ロット生産方式 工程編成上能力バランスの概念はありません。
    でも、工程別の生産能力を把握することは必要です。
    個別生産方式 工程編成上能力バランスの概念はありません。

  3. 段取り替え

    項目 特徴
    ライン生産方式 原則として、段取り替えはありません。
    ロット生産方式 製品別に段取り替えが必要になります。
    個別生産方式 製品別に段取り替えが必要になります。




それぞれの生産方式によって生産管理のやり方が異なります。
また、管理のやり方も異なっています。

まず、あなたの会社の製品の「生産方式」を分析して特徴を理解しましょう。

「ライン生産方式」「ロット生産方式」「個別生産方式」の詳細については、別途説明します。



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