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ライン生産方式


ライン生産方式について説明します。

■1.ライン生産方式とは

JIS Z 8141の「生産管理用語」には「ライン生産方式」は以下のように定義されています。

ライン生産方式とは、

「生産ライン上の各作業ステーションに作業を割り付けておき、品物がラインを移動するにつれて加工が進んでいく方式。」

です。

備考として、
  • 備考1
    流れ作業ともいう。

  • 備考2.
    すべての品物の移動と加工が同期して繰り返されるライン生産方式をタクト生産方式という。

です。

特定の製品の生産のために、専用ラインを設置し、連続的に繰り返し生産する方式です。


■2.ライン生産方式の条件

ライン生産方式は、次の条件の場合に適用されます。

  1. 専用ラインを設置しても、経済的に引き合うだけの需要量(受注)がある場合です。

  2. 原則として、異なった製品を同一生産ラインで生産しても段取り替えが不要な場合です。

  3. 各製品は、同一の加工手順を取ります。

  4. 市場の需要(受注)に変動がある場合、完成在庫を持つことができます。

などです。


■2.ライン生産方式で注意すること

ライン生産方式で注意することです。

  1. ライン生産方式は、生産予測(需要予測)をもとに専用ラインが設置されます。
    専用ラインの設置には、工程間の能力がバランスする工程計画および作業編成が必要になります。

  2. 生産する製品の急激な変更への対応は難しいです。
    製品の変更など生産計画の変更がある場合は、長期の製品計画、生産能力計画をもとに決定します。

  3. 市場の需要(受注)変動に対しては、完成品在庫を持つことや、生産速度を変更することによって対応します。


■3.単一製品ライン生産方式

一番単純なライン生産方式は、「単一製品ライン生産方式」です。
特定の単一製品を連続で生産する方式です。


■4.単一製品ライン生産方式の設計のやり方

単一製品ライン生産方式を設定するときの手順です。
概要を説明します。

  1. ピッチ・タイムの決定
    製品が、ラインから作り出される時間間隔(ピッチ・タイム)を決定します。

  2. 最小作業工程数の決定
    製品の1単位を作るための最初から最後までの作業時間を決めます。
    総作業時間です。
    総作業時間をピッチ・タイムで割って、工程数を決めます。

  3. 作業編成
    作業編成は、ラインバランシングとも呼んでいます。
    工程別に、各作業工程での作業時間が均等になるように作業を割り付けます。

  4. 作業工程間在庫または作業域の決定
    実際に作業には、バラツキが発生します。
    そのため、それぞれの作業工程間には、緩衝(バッファ)が必要になります。
    仕掛品在庫や作業域のゆとりなどの設定が必要になります。

  5. ラインの改善
    各作業工程のバランスの状態を図表で表したものを「ラインバランス表」や「ピッチ・ダイヤグラム表」などと呼んでいます。
    これらの表を使ってラインを改善してゆきます。



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