ERP・SCM・SCPの違い
■ERP・SCM・SCPの違いは何でしょうか?
サプライチェーンとは、素材メーカー、部品メーカー、組み立てメーカー、流通メーカー、小売メーカーなどを構成する人達です。
広義のSCM(サプライチェーンマネージメント)は、このサプライチェーン全体を顧客へ最良の価値を提供し企業として利益の増大をはかることです。
狭義のSCM(サプライチェーンマネージメント)は、個別企業内の購買・生産・配送・販売・決済といった一連の流れを対象とします。
ERPは、MRP及びMRP2をベースにして個別企業内を効率的に一元化して一連の流れを作る狭義のSCMをおこなうパッケージソフトです。
ERPでは、その中核をなす生産計画はMRPの概念で行なわれていますが、機能的には十分では無いため計画に特化したパッケージソフトが開発されました。
それがSCP(サプライチェーンプランニング)です。
SCPはMRPの概念ではなく、かんばん方式の概念で出荷・生産計画を立てています。
SCP(サプライチェーンプランニング)は、SCM(サプライチェーンマネジメント)の中核のソフトウェアで各工程、在庫に対して最適な生産計画、出荷計画を作成するシステムです。
トヨタのカンバンシステムは最終工程からカンバンで引っ張り方式により前の工程に順に必要数量が連絡され生産されていますが、SCPではこの作業を全工程・事業所に対して、コンピュータで瞬時に、計算し最適な結果をだします。
●「SCMとは」の関連ページです。
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