追番管理システム
「追番管理システム」について説明します。
「おいばん」と読みます。
生産される製品、部品に「背番号」をつけて、その番号をキーにして生産の進捗を管理する生産管理方式です。
追番管理システム(Serial Number Control System)と呼んでいます。
追番管理は、別名「号機管理」とも言われています。
代表的なのは、「ゼロ戦」を作っていた中島飛行機が使っていた生産管理のやり方でした。
それで、「号機管理」と呼ばれているようです。
この1台ごとに、部品や原材料を調達して組み立てていました。
昔は、追番で、資材所要量計算(MRP)を行っていました。
そして、1台分の出庫伝票、発注伝票、業者への外作などをおこなっていました。
自動車などの個別連続生産で使用されています。
例えば、
自動車の生産計画で最初の1台を「1号機」として計画します。
その「1号機」の原材料や部品も「1号機」と呼んで管理します。
今は、「号機」とかは、呼ばないと思いますが。
このシステムの問題は、設計変更が発生しない製品にしか適用できないことです。
今の、生産には向かないかも知れません。
●「生産管理システムとは」の関連ページです。
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